【地図を捨てコンパスを持とう】これからのキャリアビジョンに必要なのはコンパスだ

キャリアビジョンなんて描けない!!どうやってキャリアビジョンを考えたらいいの?
今回はそんな方のために、IGU consulting代表の磯村幸太さんが主催された
「キャリアのコンパスを作るワークショップ」のレポートをお送りします。

 



なぜキャリアのコンパスを作るのか?

私がこのワークショップに参加した理由は「生産性爆上げ」というワードに惹かれたからです。
この「生産性をあげる」というのは仕事が早いとイコールであると勘違いされがちですが、
生産性とは「顧客にとって価値があるものをどれだけ少ない資源で生み出せるか」だと
磯村さんはおっしゃっていました。

これは本当にそうで、今話題になっている「働き方改革」において言われている
生産性向上というのは全てこの文脈で語られていることを意識しないといけないですね。

この生産性をあげるには3つのポイントがあります。

  • 価値ある活動に集中する
  • 選択に迷いがなくなる
  • 能力を最大限引き出す

この3つのポイントをクリアするために「自分はどういう価値を出したいのか」を定義しないと
生産性は向上しない、ということです。

この「自分はどういう価値を出したいのか」が「キャリアビジョンのコンパス」なんですね。

このコンパスがあれば、コンパスを基準に日々の選択がなされるため迷いがなくなり、
迷っていた時間が可処分時間となり、結果的に生産性が上がるという考え方です。

 

ワークをしよう

①キャリア価値の洗い出す
このワークでは自分がどんなことに価値を置いているのか、
また置きたいのかを可視化します。
私が大切にしている価値基準は「ワクワク・感動」でした。

②価値経験年表を作る
このワークでは、ワーク①で可視化された自分が大切にしている価値を
これまでの人生のどのような場面で感じてきたのかを振り返ります。

③キャリアビジョンの文章化
このワークでは、ワーク①・②で広げてきた思考を整理します。
具体的には②で出てきた多くの経験を、類似するもの同士でカテゴリ化し、
そのカテゴリ同士の関連性を考えていきます。

関連性が整理できたら、それらを最後に文章化します。


私のワークの過程を描くと、これまで「ワクワク・感動」した経験を
こんな風にリストアップしました。(他にもいっぱいありますが一例です。)

「小学校の頃にリレーで1位になったとき」
「ギターが弾けるようになったとき」
「参加者が200人を超える研修の仕事が無事終わったとき」

これらを「人に勝つ系」「初めてのことにチャレンジする系」
「人と一緒にやる系」
というふうにカテゴリ化していきました。
私の場合、カテゴリが5つできました。

「人に勝つ」
「初めてのことにチャレンジする」
「できなかったことができる」
「人と一緒にやる」

「自分を貫く」

そしてカテゴリ同士の関係性を整理していきます。


そこから文章を作っていきます。
「自分を貫き、人と一緒に、チャレンジして、成長して、トップになる」

このキャリアビジョンの文章というのが、最終的に自分の
「キャリアビジョンのコンパス」になります。
これは会社で言うところの社訓とか理念みたいなもので、自分が何か行動を起こそうと
思った時にコンパスに照らし合わせ、想いと違った方向へ進んでいないかを
確認できるツールとなります。

このキャリアビジョンの文章化が思ったよりも難しい。
ただカテゴリの言葉を並るだけだと、あまり刺さるものがなく、
平べったい感じになってしまいました。
まだしっくりいっていなので、改良が必要ですが、これを元にコンパスが作れそうです。

このワークのポイントは自分の感覚にしっくりくる言葉を選ぶことだそうです。
最後の文章化のところも、人からみてどうかではなく「自分が腹落ちするか」が重要です。


 

 

コンパスにこだわる理由

磯村さんがコンパスという表現を使われているのは
「キャリアビジョンの地図だと、3年後・5年後の道筋を描くのが難しい。
でもコンパスだとどこに向かえばいいのかの目印になる。」という理由からでした。

どんどん時代が変わっていって、1年後どうなっているかわからない今だからこそ
コンパスで自分の位置を見失わずに、目指すべき方向に向かう、ということです。

そして、このコンパスは見直しが必要ということも仰っていました。
なぜなら経験が変われば価値観も変わり、価値観が変わればコンパスも変わるからです。

自分のキャリアビジョンを常にチューニングし直して、迷いなく、生産性を高めたい方は
ぜひワークショップに参加してみてください。

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